第1話放送終了後、Xでトレンド1位を記録するなど話題のテレビドラマ『ウイングマン』。この記事では、『ウイングマン』のあらすじや実写化の経緯、SNSの反応を紹介します。
あらすじ
物語の主人公は、特撮オタクの中学生(実写版では高校生)の広野健太です。彼は授業中も空想の世界に浸っている想像力豊かな少年です。そんな彼の前に、異次元から逃げてきた美少女アオイが現れます。健太はアオイが持っていた「ドリムノート」に、自分が空想したヒーロー“ウイングマン”を描きます。このドリムノートには、書かれたことが現実になるという特別な力があり、健太はウイングマンに変身する力を得ます。しかし、アオイを追って異次元から刺客たちが送り込まれ、健太は彼女を守るために敵と戦う決意を固めます。
原作の生誕40周年記念として実写化へ
『ウイングマン』は漫画家・桂正和氏の連載デビュー作であり、1983年から1985年に『週刊少年ジャンプ』で連載されていました。1984年には『夢戦士ウイングマン』としてアニメ化もされました。当時のファン層は主に10代の少年たちで、特に中高生に人気がありました。この世代のファンは現在40代から50代となり、実写化に注目しています。
実写化は、原作の生誕40周年を記念して企画され、原作者である桂正和氏は「総監修」という役割を担い、加筆など積極的に制作に関わっています。桂氏は過去にも実写化のオファーを受けていましたが、「そろそろやっといた方がいいかな」という思いから今回の実写化に踏み切りました。
制作体制にはテレビ東京、東映ビデオ、DMM TVが共同で参加しており、テレビ東京が桂氏の作品を実写化するのは『電影少女』に続いて2作目となります。
主人公の広野健太を演じるのは俳優の藤岡真威人で、彼は藤岡弘の息子です。今回が初めて地上波連続ドラマで主演を務めることになります。
ヒロインのアオイ役は加藤小夏が演じます。彼女は2018年に桂正和の同名マンガを実写化した『I”s』でヒロインの1人を務め、連続ドラマデビューを果たしました。
原作とアニメ版の違い:実写版の結末はどうなる?
原作『ウイングマン』とアニメ版『夢戦士ウイングマン』にはいくつかの大きな違いがあります。アニメが放送された時期、原作漫画はまだ連載中だったため、アニメ版にはオリジナルのエピソードが多く含まれていました。
特に最終回の結末が異なります。原作では、ラスボスとの闘いの中でアオイが命を落としますが、健太はドリムノートを使って彼女を生き返らせます。その代わりに、健太はウイングマンの記憶をすべて失い、アオイと出会う前の時間に戻されてしまいます。
一方、アニメ版ではアオイの死は描かれず、彼女がノートに書くことで健太の記憶はアオイと出会う前に戻され、中学生の卒業式を迎えることになります。実写版の結末がどのようになるかはまだ分かりませんが、原作に忠実な形で描かれる可能性が高いと予想されています。
アニメ版はギャグ要素が多く、全47話で放送されましたが、実写版は10話構成になると考えられています。実写版では、原作者の桂正和氏が監修を務めており、健太が高校2年生の設定になっているなど、現代の視聴者に合わせて細かい部分が調整されています。
また、実写版の監督は坂本浩一氏が担当しています。彼は「仮面ライダーフォーゼ」や「獣電戦隊キョウリュウジャー」、「ウルトラマンギンガ S」などを手掛けてきた特撮アクションの第一人者であり、迫力あるアクションシーンが期待されています。
このように、実写版は原作の魅力を大切にしながら、現代の視聴者にも楽しめるような作品になっているようです。
SNSの反応
ウイングマン第1話の放送終了後、Xでトレンド1位も記録し多くの反響がありました。SNSの反応を一部ご紹介します。
令和の時代設定に合わせてスマホやSNSが取り上げられており、令和の特撮映画ドラマとして安心して観られるという声が多くありました。
桂先生が監修してるだけあり、当時のファンも納得の出来栄えのようです。
実写化に対して「当時の感動をもう一度味わいたい」という期待の声や、「実写化でどのように再現されるのか楽しみ」といった現代の技術に対する興味も高まっています。
特に、現代の映像技術を駆使したヒーローアクションに対する期待が大きく、デジタル配信など視聴方法の多様性に対しても関心が寄せられています。
SNSでは「改変あってもナイス実写化」というポジティブな反応も多く、原作ファンも一定の変更を受け入れつつ楽しんでいるようです。
まとめ
ドラマ『ウイングマン』の原作、アニメ版、新しい実写版の主な違いを簡単にまとめて解説してきました。SNSでは多くのポジティブな反応があり、新しいファンも昔からのファンも楽しめる作品になっているようです。物語がこれからどのように展開し、新たなキャラクターや敵がどのように登場するのかも楽しみですね。ぜひ、このドラマを観て、原作の魅力をもう一度感じて、『ウイングマン』の世界を楽しんでください。